トライアスロンは水泳、自転車、長距離走を連続して行う競技ですが、どのようにしてこの競技が始まったのかを知っていますか?
諸説ありますが、一番有力な説を紹介します。
トライアスロンの起源を知っていますか?

トライアスロンと呼ばれるレースが初めて開催されたのは、1974年9月25日、アメリカのカリフォルニア州サンディエゴです。
距離は諸説ありますが、現在のスタンダードディスタンス(スイム1.5km、バイク40km、ラン10km)より短いもので、出場した選手の数は46名でした。
「トライアスロン」という言葉はこのとき初めて使われて、この大会は「the Mission Bay Triathlon」と呼ばれました。
アイアンマンレースの起源

トライアスロンの中で、スイム3.8km、バイク180km、ラン42kmの距離で行われるものをアイアンマンレースと呼びます。
一般的にトライアスロンと聞いて過酷なスポーツとイメージされますが、このアイアンマンレースの距離に由来するものだと思います。
1977年、ハワイでは、アメリカ海軍の軍人達が宴会の席上、「マラソン・遠泳・サイクルロードレースのどれが最も過酷か」と議論、比較できず、「この際まとめてやってみよう」と、1978年、同地でアイアンマン・トライアスロンが行われました。
遠泳3.8km、自転車180km、ランニングの42kmの距離で行われ、それぞれ「ワイキキ・ラフウォーター・スイム」「オアフ島一周自転車レース」「ホノルルマラソン」の距離でした。
これがきっかけとなり、この時のレース距離と制限時間17時間でのレースが、アイアンマン世界選手権(Ironman World Championship)へと発展し、現在、世界各地でハワイ本戦出場をかけた予選が開催されています。
ハワイの世界選手権に出場するのはシリアスなトライアスリートの目標となっています。